1999-10-11 ArtNo.20672
◆<馬>フィッシャーのM$2400万ニライ工場稼働
【クアラルンプル】米国拠点のプロセス制御機器/ソルーション・メーカー、フィッシャー・ローズマウント・グループ傘下のFisher-Rosemount Manufacturing (M) Sdn Bhdは、アジア地域の需要に応じる狙いから2400万Mドルを投じてヌグリ・スンビラン州のニライ・インダストリアル・ゾーンに製造施設を設けた。
フィッシャーズ・ローズマウント・グループは世界の指導的コントロール・バルブ・メーカーで、この種の製品の年商は1億2000万米ドルにのぼり、アジアでは22%の市場シェアを握っている。フィッシャーズ・ローズマウント・アジア・パシフィックのLarry Soule社長が8日催された新工場の開所式の席上語ったところによると、昨年11月に稼働したニライ工場ではグローブ・バルブ、ロータリー・ボール・バルブ、レベル・トランスミター、アクチュエーター、その他の部品が製造されている。この種の製品はパイプ中を移動する流体の制御に用いられる。過去9ヶ月の生産額は2400万Mドルで、来年は1億8000万Mドルを見込んでいる。製品の90%はアジア市場に輸出される。これ以前にはアジア市場向け製品は米国とシンガポールの施設から供給されていた。
目下アジアに出回る同社製品の45%がアジアで生産されているが、向こう3年間に同比率を60%に、また5年内に70%に引き上げる計画だ。(STAR,NST:10/9)
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