1999-10-11 ArtNo.20670
◆<馬>銀行マスタープラン、近く完成:中央銀行総裁
【クアラルンプル】中央銀行は国内銀行業の成長を促す短期/長期の新戦略を盛り込んだ銀行業マスタープランを立案している。
先週ラブアン島で催されたオフショア金融センター創設10周年記念式典の席上Awang Adek Hussin中央銀行総裁補により代読されたAli Abul Hassan Sulaiman総裁のスピーチによると、マスタープランは来年上半期には完成する見通しだ。
マスタープランには金融市場の自由化、インフラ、規則、政策、管理技術等の内容が含まれ、銀行界や関係業界の幅広い意見が取り入れられている。また将来、新たな経済的ショックを被った際も、マクロ経済のファンダメンタルに動揺を来すことなく、成長力と競争力を維持できる強力な金融システムの構築が目指されている。中央銀行はマスタープランに対する、国際的なコンサルテーションを希望している。
ラブアン・オフショア金融センターの過去5年間の成果は良好で、今後5~6年間にも国際オフショア金融センターのゴールに向け、新たな飛躍が見込まれる。特に向こう2年間には様々なことが生じる見通しだ。ラブアン島の保険部門は目覚ましい成長を遂げており、進出企業の数も1991年の1社から52社に拡大したと言う。(STAR,BT:10/7)
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