1999-10-11 ArtNo.20666
◆<星>第3世代移動電話技術スタンダードの確立で7社が提携
【シンガポール】シンガポール・テレコム・モービル(STM)は、世界の指導的移動電話会社6社;NTTモービル・コミュニケーションズ・ネットワーク、AT&T ワイヤレス・サービシズ、ドイチェ・テレコム・モービルネット、フランス・テレコム、SKテレコム、Vodafone AirTouchと、第3世代(3G)のワイヤレス・システムに道を開くモービル・マルチメディア技術の開発で協力する覚え書きを交換した。
STMが8日夕刻発表したところによれば、7社代表はこの日ロンドンで会合、JIMM(ジョイント・イニシアチブ・トワーズ・モービル・マルチメディア)と称するフォーラムを組織、モービル・マルチメディア技術の開発で共同歩調を採る方針を決めた。モービル・マルチメディアは、ワイヤレス・システムを通じた通話からビデオのダウンロードに至る幅広い移動電話サービスを要約したもので、協力の趣旨は互換性のない技術が併存する状況を回避し、携帯電話のユーザーが、世界中を自由にローミングできるようにすることにある。
7社は向こう数年間にいわゆる3Gテクノロジーに準拠した様々なサービスやアプリケーションの発表を準備しており、これらにはファイル転送、インターネット/イントラネット・アクセス、モービル・ビデオ・コンファランス、Eコマース、モービル・バンキング、音楽/ビデオのダウンロードが含まれる。
しかしSTMは、シームレスなワールドは依然として1つの目標に過ぎないと付言している。(ST:10/9)
|