1999-10-08 ArtNo.20653
◆<星>スターハブ、NTTとアークスター・サービス代理契約
【シンガポール】シンガポールの新参基本/移動電話会社スターハブは6日、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)傘下のNTT国際通信株式会社(NTT-WT)と、後者が提供するGMS(グローバル・マネージッド・サービス)“Arcstar”のシンガポールにおける代理契約を結んだ。
NTTによれば、シンガポール進出日系多国籍企業50社が既にアークスター契約を結んでおり、その数は今年末までには100社以上に達する見通しだ。これらの企業は年間2000万Sドルを通信費として支出しており、アークスターの売り上げは300万Sドルに達する見通しだ。
スターハブのテリー・クロンツ社長兼CEOによると、同社がNTT-WTと手を組むことにより、市場により深く浸透し、サービスも拡張できる。スターハブは5年内に法人市場の30%のシェア獲得を目指している。
一方、ブリティッシュ・テレコムが提供するGMS“Concert”のシンガポールにおける代理契約交渉は、ブリティッシュ・テレコムのAT&Tとの合併も絡んで長引いているが、2ヶ月以内には妥結する見通しだ。
スターハブは来年4月の営業開始までに10億Sドルを投資する予定で、移動電話ベース・ステーションの建設は既に70%完成、固定式電話網の敷設工事も当初スケジュールより1ヶ月先行していると言う。
ちなみにスターハブには、シンガポール・テクノロジーズ・テレメディアが34.5%、シンガポール・パワーが25.5%、NTT Comが22%、ブリティシュ・テレコムが18%、それぞれ出資している。(ST,BT,LZ:10/7)
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