SEAnews 1995-06-21 ArtNo.2063

【シンガポール】スンバワン・コーポレーションはＳＴコンピュータ・システム＆サービシズ、シンガポール・インターナショナル・メディアと50：25：25の合弁会社パシフィック・インターネットPte Ltdを設立、同新会社を通じて国家科学技術局(NSTB)傘下のテクネットを250万Ｓドルで買収する。
ＮＳＴＢとスンバワン社が19日に共同発表したところによれば、9月までに入札結果が発表される第3インターネット・アクセス・プロバイダーとともにパシフィック・インターネットに第2インターネット・アクセス・プロバイダーの免許が与えられ、その時点でテクネットの買収が実行される。パシフィック・インターネットは、諸外国のインターネット・サービス提供者とも協力し、インターネットへのアクセスを更に容易にする方法を開発する。例えばシンガポーリアンが外国に出かけた際、当該国のインターネット・サービスに改めて加入したり、ＩＤＤ料金を支払ってシンガポールにおけるサービスを利用するような手間をかけずに、どこでもインターネットにアクセスできるよう共通のナンバーを開発する。一方、ＮＳＴＢはテクネットが新会社に買収された時点から3年内に同ネット利用者への補助を停止する。またそれまでの3年間についても個人ユーザーに対する補助は行わない。今日テクネットのユーザーは5万人ほど存在し、その設備能力も限界に達しているため、新会社は設備拡張のための新規投資を行う必要があると言う。(ST,LZ:6/20)