1999-10-06 ArtNo.20623
◆<星>クェック・レンベン氏のリーガル・ホテル買収計画座礁
【シンガポール】シンガポール・ホンリョン・グループ傘下のMillennium & Copthorne(M&C)が、香港を拠点とするリーガル・ホテル・インターナショナルの米国における7億2500万米ドル相当のホテル権益を買収する交渉は、9月30日の最終期限までに契約調印にこぎ着けることができず、ホンリョン・グループ総帥クェック・レンベン氏の米国ホテル市場における大躍進の夢が水泡に帰する恐れが出てきた。
YS Lo氏傘下のリーガル・ホテルは4日、M&Cとの交渉は非排他的な方式で依然として継続されていると声明したが、非排他的方式とは、同社がM&C以外のバイヤーとの交渉を開始、あるいは今後開始することを示唆するものと受け止められている。
これに対してロンドン拠点のM&Cスポークスマンは交渉は依然排他的方式で進められていると強調した。同スポークスマンによれば、M&Cの調査の結果、これまで知られていなかった様々な事実が明るみに出たことから、この点をリーガル・ホテルに質す必要が生じ、結果的に期限内に契約調印することができなかったと言う。(ST,BT,LZ:10/5,SEANEWS99/09/09号参照)
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