1999-10-05 ArtNo.20606
◆<星>SCV、今年末にケーブルモデム・サービス開始
【シンガポール】シンガポール・ケーブル・ビジョン(SCV)は今年末からオープン・スタンダードのケーブルモデム・サービスを開始する。
SCVのYong Lum Sung社長によると、オープン・スタンダードはケーブルモデム業者の競争を促し、SCVは競争力ある価格のモデム・サービスを消費者に提供できる。米国、欧州、日本のメーカー、少なくとも10社が存在し、これらのメーカーは何れもオープン・スタンダードのDocsis(データ・オーバー・ケーブル・サービス・インターフェース・スペシフィケーション)を採用している。ケーブルモデムは既存のダイヤル・アップ・アクセスに比べ数百倍の速度でデータを転送でき、様々な付加価値サービスが可能になる。SCVは当初この種のモデムを自ら提供するが、1、2年内に消費者は店頭で自由に購入できるようになるものと見られる。
SCVはケーブルモデム・サービスとともに、高速オンライン・サービスを導入する計画で、これにはインターネットTV、ビデオコンファランシング、Eコマースが含まれる。
SCVは最近、シスコ・システムズとコンパック・コンピューターに双方向のインターラクティブ・ネットワーク構築契約を発注した。シスコはネットワーク用交換機を納入、コンパックはシステムの構築/統合サービスを手掛け、工事は今年末までに完工する。
一方、週末に催されたSCV WOWウィークエンド・カーニバルの会場でリー・ヨクスアン情報芸術相が語ったところによると、SCVは来年もしくは再来年にも証取上場を目指すと言う。(ST,LZ:10/3,BT:10/4)
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