1999-10-04 ArtNo.20604
◆<印度>旭化成製アクリル繊維等に反ダンピング税
【ニューデリー】商務省は旭化成により輸出されるアクリル繊維に対する反ダンピング税をキロ当たり4.47ルピーを下限とし、キロ当たり78.78ルピーとキロ当たりの陸揚げ価格の差額とするよう提案した。
商務省は、1996年4月1日から1997年3月31日までの調査対象期間のダンピング・マージンを10.32%と評価し直し、以上の最終提案を行った。
同省は昨年12月には、反ダンピング税の額をキロ当たり7.63ルピーを下限とし、キロ当たり81.36ルピーとキロ当たり陸揚げ価格の差額とするよう提案していた。旭化成は反ダンピングの初歩的調査が完了後、acrylic towに関する資料を提出、同資料を反ダンピング調査のベースにするよう陳情したが、商務省反ダンピング調査委員会は同申請を斥けていた。
同委員会は、この他、タイ(帝人を除く)/韓国企業製ポリエステル・ステープル・ファイバー(インドネシア/台湾企業/帝人ポリエステル・タイの調査は続行)、香港/シンガポール/タイ製ポリエチレン、台湾製アクリロニトリル・ブタジエン・ラバーにそれぞれ暫定相殺関税を、また中国/マケドニア産低炭素クロム鋼にトン当たり各911ルピー/6512ルピーの相殺関税を課すことを提案している。(THBL,IE:10/1,2)
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