1999-10-04 ArtNo.20603
◆<印度>タタ・スチール、輸出の堅調で半期売上15%アップ
【カルカッタ】タタ・アイアン・アンド・スチール・カンパニーLtd(TISCO)の今年上半期(4-9月)の売上は、輸出の堅調も手伝って、15%の伸びを見た。
Tiscoが1日発表したところによれば、国内における建設、自動車部門のここ3-4カ月の需要が顕著に復調している他、東南アジア及び極東市場の需要にも回復が見られ、同期の輸出の伸びは30%をマークした。
Tiscoは東南アジア及び極東市場におけるプレゼンスを強化したばかりでなく、南アフリカ、イエメン、フィリピンにおける熱間圧延製品の新市場開拓にも成功した。この種の品目の輸出は140万トンの半期売上の17%を占めた。
同期のホット・メタルの生産は昨年同期比6%増の190万トン、粗鋼生産は2%増の167万トン、セーラブル・スチールは4%増の158万トン、ストック・ヤードと流通過程の在庫は4%減の33万6000トンだった。
需要の拡大はまだピークには達していないものの、1995/96年当時のレベルを回復した。しかしフラット製品の供給過剰は持続しており、短期間にリセッショ以前のレベルに価格が回復することを望むのは困難と言う。(THBL,ET:10/2)
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