SEAnews 1999-10-04 ArtNo.20599

【クアラルンプル】包装や、繊維製品／建材の製造を手掛け、目下建設会社Lankhorst Bhdの30％権益買収計画を進めているDenko Industrial Corp Bhd(DICB)は情報技術(IT)関連企業の買収も検討している。
ＤＩＣＢのYusof Annuar Yaacob重役(ED)が木曜(9/30)催された年次総会後語ったところによると、ＩＴ領域は目下良好な投資潜在性を有する。同社はさらに2～3社の買収を計画しており、成長の潜在性、収益力、専門化された経営陣を有するような企業がターゲットとされる。
総合建設会社Lankhorstの30％権益を3600万Ｍドルで買収する交渉は向こう数カ月以内に妥結する見通しで、ＤＩＣＢは新株を発行して買収の支払いに当てる。ＤＩＣＢは今年初めUfuk Bistari Sdn BhdからLankhors権益を買収する方針を発表していた。
ＤＩＣＢは同買収を通じて建設業に進出できるだけでなく、傘下のTrimateが製造するｕＰＶＣパイプの販路を開拓できる。
ＤＩＣＢの営業額の40％に貢献する包装部門は今年グループの250万～300万Ｍドルの利益に貢献する見通しで、同部門の主要顧客にはインテル・コープが含まれると言う。(NST,STAR:10/1)