1999-10-04 ArtNo.20592
◆<星>CD製造のイーストゲート、SES上場に向け1億株公開
【シンガポール】地元コンパクト・ディスク(CD)メーカー、Eastgate Technologyは木曜(9/30)、増資後の40%に相当する1億株(新株/譲渡株各5千万)を1株50Sセントで公開した。
譲渡株はEastgate Holdingsの持分で、イーストゲートのGoh Hun Keng会長兼CEO/シンガトロニクス/ラッフルズ・ノミニーズがイーストゲート・ホールディングズの主要株主。公募幹事を務めるDBSバンクによると、公開された1億株の内5000万株は私募、4000万株は公募、残りの1000万株は従業員と取引先のために留保され、私募分と留保分は全て既に消化されている。
1999年6月期上半期の税引き利益は、昨年同期の42万4000Sドルから420万Sドルにジャンプした。半期売上は1660万Sドル。昨年通年の営業額は2150万Sドルだった。今年通年の予想純益をベースにした公募価格の株価集積率(PER)は14.6倍になる。
公開公募で調達される2390万Sドルの内1000万Sドルは機械や設備の購入費に、300万Sドルは生産設備の改良に、500万Sドルは香港業務の拡張に、590万Sドルは運転資金に、それぞれ充当される。
イーストゲートはゴー会長が1989年にミュージック/ソフトウェアCD需要に応じるため設立したもので、それ以来、グループはCDスタンパーの製造、複製、CD販売にビジネスを拡張、マイクロソフトの公認CDアプリケーターも務めている。また経済開発局(EDB)から2002年5月までのパイオニア・ステータスも認められた。公募締め切りは10月11日、取引は発行日取引ベースでその2日後から開始される予定だ。(ST,BT:10/1)
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