1999-10-01 ArtNo.20583
◆<馬>情報技術会社ムシニアガ、一部上場目指し994万株公開
【クアラルンプル】IBMマレーシアのオフィス機器部門が1982年に独立して発足したMesiniaga Bhdは、クアラルンプル証取(KLSE)メインボード上場を目指し、譲渡株494万株/新株500万株、合計994万株を、1株1.90Mドルで公開する。
ムシニアガが木曜(9/29)発表したところによると、994万株の内185万株は従業員のために留保される。これによりムシニアガはKLSE一部上場を果たす最初の情報技術(IT)企業になる見通しだ。公募引受幹事はAmanah Merchant Bank Bhdが務める。
ムシニアガのIsmail Sulaiman重役(MD)によると、IBMの一部門が、新経済政策(NEP)が標榜するブミプトラの専門知識/企業家シップ育成を目指して、分離独立した同社は、当初IBMのマレーシアにおける独占代理/ディストリビューターとしての役割を担ったが、今ではシステム統合サービスやサポートも手掛ける指導的なIT企業に成長、IBMの他、Lucent Technologies、Novell、3Com、Cisco、Lotus International、Microsoft等の代理も務めている。
目下、Permodalan Nasional Bhd (PNB)とIBMが同社に各25%と10%出資しているが、株式の公開に伴い両社の持分は縮小すると言う。(STAR:9/30)
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