1999-10-01 ArtNo.20578
◆<星>ゲートウェイ、アジアのナンバー・ワン目指す
【シンガポール】世界第2のパーソナル・コンピューター(PC)直販業者Gateway Incはアジアの消費者/中小企業/教育市場におけるナンバー・ワンを目指し木曜(9/29)、シンガポールに初のゲートウェイ・ストアをオープンした。
Gateway Asia-PacificのFrank Smilovic重役(MD)によると、より多くの小売ストアのオープン、中国/インド/韓国等への事業の拡張、オンライン・サービスの提供、情報技術(IT)訓練プログラムの実施、コンピュータ周辺機器の販売等を通じて、向こう2~3年で以上の目標達成を目指す。
ライバルのデルが法人顧客をターゲットにしているのに対し、ゲートウェイは消費者と小ビジネスに照準を合わせている。
IBMやコンパックのような伝統的PCジャイアンツもオンライン・ダイレクト・セールの戦列に加わり、デルやゲートウェイのようなダイレクト・セラーは米国市場で厳しい競争を強いられている。こうした中でゲートウェイはその海外売上の営業額全体に占めるシェアを現在の14%から4分の1に拡大することを目指している。今年上半期のアジア太平洋地域売上は61%増の3億5500万米ドルをマーク、出荷ユニット数は86%拡大した。今年末までにアジアは海外売上の9%を占める見通しだ。
米国アイオワ州におけるスリー・マン・アセンブリー・ショップからスタートしたゲートウェイは、当初は電話注文とオンライン販売のみに頼っていたが、1996年に購入前に試して見たい顧客のために最初の小売ストアを米国に設けた。Smilovic氏によると、アジアの顧客の半ばもこうしたオプションを希望しているものと見られ、小売ストアは同社のアジア市場開拓戦略の中心に据えられている。ゲートウェイはこれまでにアジアに26ストアを設けており、今年末までに30ストアに拡大する計画と言う。(ST:9/30)
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