1999-09-30 ArtNo.20568
◆<馬>ハイコム・コミュニケーションズ、Plexusサービス提供
【クアラルンプル】Hicom Holdings Bhdが完全出資する情報通信技術(ICT)子会社Hicom Communications Sdn Bhd(HCSB)はICTインフラ提供サービスとソフトウェアの開発据え付けサービスを、全国規模で提供することを目指している。
HCSBのFoo Chee Tiew重役(GM)によると、同社は、1)“マネージッド・サイト・サービス(MSS)”、2)“インターネット・アクセス・サービス(IAS)”、3)“Eコマース・サービス(ECS)”の3サービスを“Plexus”商標で販促している。
MSSはエンド・ツー・エンドの中大型オフィス/商業ビル向けの音声/データ/インターネット・サービスで、例えば2000人が就業するようなオフィス・ビルのテレコム・インフラの構築を引き受け、通信/インターネット関連の総合サービスを提供する。目下、シャーアラムのWisma Hicom、クアラルンプル・エアポート・サービシズ(KLAS)、タンジュン・マリムのウィスマ・ハイコムにおいてこの種のサービスを提供している。
IASはISDNや専用リース回線を用いた法人向けプレミアム・グレードのインターネット・アクセス・サービスで、信頼度の高い広帯域サービスがオファーされる。目下顧客は200社ほどだが、向こう6カ月間に50%の成長を目指している。
ECSは金融/流通/小売業界をターゲットにしたエンド・ツー・エンドのEコマース・サービスで、ソフトウェア開発据え付けサービスの一環でもある。バックオフィス・プロセッシングを伴うフロントエンド・インターネット・トランザクションに統合されるeEnterprise Service of Great Plains Softwareをベースとしたソルーションが提供される。Eコマースの鍵は、バックエンド・システムとの統合であり、例えばブラウザーが在庫システムを通じて注文を行うと、所定のアカウントへのインボイスの発送が自動処理される。この種のシステムが存在して初めて企業はEコマースのメリットを享受できる。
HCSBの売上は昨年15%の成長を見たが、今年は50%の成長を目指していると言う。(コンピュータイムズ:9/27)
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