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	1999-09-30 ArtNo.20565 
	◆<馬>政府、AFTA下の自動車部品輸入関税引き下げ延期提案 
	【クアラルンプル】マレーシア代表は今週催されたASEAN代表の非公開会議の席上、ASEAN自由貿易地域(AFTA)協定に規定された自動車部品関税撤廃の目標を、延期するよう提案、AFTA構想の実現が危ぶまれている。 
  自動車部品はAFTAの自由化リストから除外可能な工業品目に含まれているが、ASEAN諸国はこれまでこの種の例外条項の除去に努めてきた。 
  しかしASEAN主要メンバーのマレーシアが自動車部品関税のカット延期を提案したことから、他のASEANメンバーもそれぞれ別の品目に対する特別措置を要求するものと予想され、AFTA構想が後退する恐れが出てきた。 
  伝えられるところによれば、マレーシアは自動車部品関税撤廃は特に問題ないが、CKDキットや完成車(CBU)輸入に対する関税撤廃の準備が整っていないとされる。マレーシアは国産車計画を保護するため、ある種の自動車部品に重い関税をかけている。 
  やはりナショナル・カー・プロジェクトを進めるインドネシアが同問題に対してどのような姿勢を示しているのかは伝えられていない。(STAR:9/29) 
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