1999-09-29 ArtNo.20555
◆<印度>SIAM、自動車市場への新規参入規制提案
【ニューデリー】インド自動車製造業者協会(SIAM)は「自動車政策に関する提案」と題する報告書の中で、政府に2010年まで乗用車/多目的車市場への新規参入を規制すること、覚書方式の見直し、自動車に対する消費税率の引き下げ等を訴えている。
それによると、政府は5段階関税制度を導入し、国内業界が世界貿易機構(WTO)の自由輸入制発効に向け準備を整えるのを支援する必要がある。
SIAMはまた階層税制を補足する付加価値税(VAT)の導入、研究開発(R&D)領域における政府と業界の協力拡大、老朽商用車の廃車奨励、労働法の柔軟化、中古車に対する100%輸入関税、完成車輸入に対する70%関税、CKD/SKDキット輸入に対する40%関税、部品輸入に対する20%関税、原材料/設備輸入に対する10%関税、WTOに対するコミットメントが発効する2002-03年まで、覚書方式を全てのプレーヤーに適応すること、既存の地元部品使用率規則を2003年まで継続すること等を提案している。
自動車政策検討委員会座長を務めるSIAMのR Seshasayee副会頭が記者会見の席上語ったところによれば、以上の提案の趣旨は、自動車産業を国内経済成長の原動力にすることにあると言う。(IE,ET,TH,THBL:9/28)
|