1999-09-29 ArtNo.20552
◆<馬>パイナップル・コンピュータ、全国小売網の展開目指す
【クアラルンプル】コンピュータ製品の小売業者パイナップル・コンピュータ・システムズ(PCS)はマレーシア全国にチェーン店を展開、家電チェーンとしてのプレゼンスを築く計画だ。
PCSの創設者でもあるバーナード・ヨー会長が先週土曜に催されたクアラルンプル市内Low Yat Plazaにおける第10号店のオープニングの席上語ったところによると、国内経済の不振に関わらず情報技術(IT)市場は政府が推進するマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)プロジェクトのおかげで依然活況を保っている。PCSのチェーン店10店中8店がクラン・バリーに集中、残りの2店はペナンとジョホール・バルに設けられている。
Low Yat Plaza店はPCSがChuan Huat Resources Bhd(CHRB)と合弁で設ける2店目のチェーン店だが、CHRBのMark Lim重役(MD)によると、6カ月前に設けたKL市内のKuchai Lama店が成功したことから、PCSと共同で第2店舗の開設を決めた。ディスケット、CD、コンピュータ・アクセサリーの製造と卸売りを手掛けるCHRBはPCSと小売事業に進出することにより、総合的なITビジネスを手掛けられる。Kuchai Lama店はグループの本部機能を果たし、同社はKuchai Lama店を通じて他の店舗に投資する。こうした店舗のグループ業績への貢献は大きいものと期待されると言う。(STAR:9/28)
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