1999-09-29 ArtNo.20549
◆<星>GDP測定単位を3グループ/11部門に再分類
【シンガポール】シンガポール経済が益々サービス志向を強める中で、統計局(DOS)は27日、国内総生産(GDP)を算定する際にこうした新たな潮流を反映させ、統計数字をより正確で分かりやすいものにするため、これまでの8部門に代わり3グループ、11部門から成る新チャートを発表した。
それによると、これまでの「金融/ビジネス・サービス」は1)“金融”、2)“ビジネス・サービス”、3)“オーナー自身が居住する住宅”に、「商業」は1)“卸/小売”、2)“ホテル/レストラン”に、それぞれ分割された。「運輸/通信」、「その他のサービス」、「製造業」、「建設業」、「公益事業」の5部門はこれまで通り。「農業/漁業/採石業」は“その他の産品業”に名称を改めた。
これら11部門はさらに1)“物を生産する産業”、2)“サービス業”、3)“オーナーが居住する住宅”の3グループに分類される。
昨年のGDPに対する3グループ11部門の貢献度を見ると、先ず「物を生産する産業」と「サービス業」、そして「オーナーが居住する住宅」の貢献度は33.2:63.5:3.3の比率になる。第1のグループでは、1)製造業が21.7%、2)建設業が9.3%、3)公益事業が2.0%、4)その他の産品業が0.2%。第2グループでは、5)卸/小売業が14.0%、6)ホテル/レストランが2.6%、7)運輸/通信が10.4%、8)金融サービスが13.1%、9)ビジネス・サービスが12.9%、10)その他のサービスが10.4%となっている。(ST,BT,LZ:9/28)
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