1999-09-29 ArtNo.20546
◆<星>香港ラミネート会社、銅箔部門のSES上場計画
【シンガポール】香港拠点のラミネート・メーカーKingboard Chemical Holdings(KCH)は先週金曜、香港証取に対して銅箔部門をシンガポール証取(SES)に上場、拡張資金を調達する計画を報告した。
KCHのStanley Cheung財務監査役によると、銅箔部門の25%の権益を売却、3億HKドル(S$6500万)を調達、中国本土における設備拡張資金に当てる計画だ。香港市場では工業銘柄の株価は低く、シンガポール市場の方が、妥当な株価が見込め、株価収益率(PER)も高い。香港市場の工業銘柄PERは一般に一桁台で、このため同社は銅箔部門以外にも複数の傘下企業をSESに上場させる可能性を探っている。
KCH銅箔部門の1999年3月期年度の純益は5000万HKドルで、KCHグループの収入の半ばに貢献している。銅箔はラミネート製品の原料として利用される。(ST:9/28)
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