1999-09-27 ArtNo.20529
◆<印度>RIL、パラキシレン第1期プロジェクトの試運転開始
【アーマダバード】リライアンス・インダストリーズLtd(RIL)はグジャラート州Jamnagarの石化コンプレックスに設けたパラキシレン・プラントの第1生産ラインの試運転を目標期日を繰り上げて開始、第2、第3ラインも数週間以内に稼働する。
RILが23日発表したところによれば、各生産ラインのキャパシティーは年産46万7000メートル・トン、合計140万メートル・トンで、全てが稼働すれば、RILはBP-Amoco及びExxon-Mobilに次ぎ、世界第3位のパラキシレン製造業者になる。
ジャムナガル・プラントで生産されたパラキシレンは、主にPatalgangaとHaziraにRILが設けた純粋テレフタル酸(PTA)工場の原料として使用される。RILのPTA生産能力は目下のところ年間100万メトリック・トンで、2000年第1四半期までは、生産された大部分のパラキシレンが社内で消費され、輸出余力はほとんどない。
RILは最近ジャムナガル・コンプレクス内の年産2700万メートル・トンの製油所を稼働させており、パラキシレン・プラントは同製油所から主要原料の供給を受ける。このためRILのパラキシレン・プラントは世界的にも最も競争力有るプラントと言える。ジャムナガル・コンプレックスの累積投資額は2万4000クローに達する。
RILの1998/99年度営業額は1万4553クロー、純益は1704クローを記録、グループはインド最大規模の民間企業になっている。(IE,ET:9/24)
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