1999-09-27 ArtNo.20527
◆<印度>PC部品、台湾地震で一夜にして20%値上がり
【ニューデリー】インド市場におけるパーソナル・コンピューター(PC)部品はメモリ・ブロックやマザーボードを中心に8月以来値上がり傾向が見られたが、21日未明の台湾地震を境に、一夜にして平均20%も急騰した。
例えば32MbのRAMメモリ・ブロックは8月20日から9月21の間に1600ルピーから2650ルピーに値上がりしていたが、翌22日には3150ルピーにジャンプした。同様に64MbのRAMも、8月20日から9月21の間に2700ルピーから5200ルピーに値上がり後、22日には6000ルピーの値が付けられた。
マザーボードもそれほど大きくはないものの同様な値上がりを見ている。例えばPPGAセルロン・マザーボードは8月の2900ルピー、先週月曜の3100ルピー、同火曜の3300ルピーと推移している。
こうした部品の値上がりは主にグレー・マーケット向けPCアセンブラーを直撃したが、ブランドPCメーカーも衝撃を回避できた訳ではなく、値上げは時間の問題と見られている。例えばZenithコンピューターは台湾地震以前から値上げを考えていたとされるが、今や否応なくメモリの値上がりをその価格に反映させざるを得ないものと見られる。(IE:9/24)
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