1999-09-27 ArtNo.20526
◆<印度>現代、アクセントもサントロ同様の成功目指す
【チェンナイ】Hyundai Motor India Ltd (HMIL)は来月発売予定の中型乗用車Accentも、昨年9月に発売された小型乗用Santro同様、初年度(1999/2000年)に採算ラインに乗るものと見ている。
HMILのB. V. R.Subbu取締役(マーケッティング&セールス担当)によれば、今年10月第1週にはサントロの販売台数は5万台の大台に乗る見通しで、昨年9月23日の発売以来僅か1年間の実績としてはインド自動車産業史上最高と言える。
目下タミールナド州チェンナイ近郊Sriperumbudurの工場には2交替制が敷かれているが、先月記録された月間販売7000台の好調が持続するなら3交替制に移行する。工場キャパシティーは年間13万台で、現在の2交替制の下では年間8万台製造できる。
HMILはアクセントの販売でも同様の成功を目指すが、こちらの採算ラインは1万8000台から2万台。この場合の設備稼働率は60%だが、実際の数字は輸出価格により左右される。
アクセントにはHyundai Alphaエンジンが搭載されるが、新モデルのためのダイ&モールドだけで投資額は1億米ドルにのぼる。輸出市場は当面東南アジアだが、その後他の右ハンドル市場の開拓が図られる。初年度(1999/2000)の目標売上は5000~6000台で、徐々に生産量の拡大を図る。
HMILの1999/2000年度営業額は1500クロー、内輸出売上が900万~1000万米ドルと見込まれる。その実HMILの輸出義務は2001年4月1日よりスタートする。
サントロとは異なり、アクセントはトップエンド・モデルで、技術レベルも同じ時期に発売されるフォードIkonを遙かに上回る。このためそれ相応の価格が設定されると言う。(TH,THBL:9/24)
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