1999-09-27 ArtNo.20524
◆<馬>バーンインのKESM、売上減に関わらず増益達成
【クアラルンプル】バーンイン業務を中核とするKESMインダストリーズBhdは、世界的な半導体不況の中で1999年7月期年商が前年比14%減の5326万Mドルにとどまったにも関わらず、純益は4.7%増の1079万Mドルをマークした。
KESMのサム・リム重役(CEO)によると、半導体産業の不振で1996年以来の過剰設備を抱えたDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)部門の市況は急降下したが、ここに来てDRAM価格は底入れし、上昇に転じる気配が生じている。
KESMが、親会社のサンライトLtd及びドイツ企業ルード・テストハウス・インターナショナルNVと51:27:22の出資率で設立した集積回路検査会社KESMルード・テクノロジー(マレーシア)Sdn Bhdの持分を65.38%に引き上げたのは、半導体市況の回復で、検査業務も活況を呈することが予想されるためである。
中核とするバーンイン業務は、市況不振の中でも健全経営を維持しており、売上下降に関わらず利益の拡大を見た。
KESMは引き続き、バーンインや検査業務の改善に努め、益々複雑化する半導体装置のニーズに応じると言う。(STAR:9/23)
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