1999-09-24 ArtNo.20512
◆<印度>マヒンドラ、西企業と自動車業界向け特殊鋼事業で合弁
【ニューデリー】マヒンドラ一族は、Mahindra Ugineの特殊鋼事業を巡り、スペイン企業Sidenorと合弁協議を進めており、最終的にMahindra Ugineは特殊鋼ビジネスを50:50の合弁事業として分離する可能性がある。
Mahindra Ugineは、100クロー前後と見積もられる負債も新合弁会社が肩代わりするなら、負債ゼロの企業として再出発できる。Mahindra Ugineは特殊鋼事業の他、自動車部品ビジネスを手掛けている。
消息筋によると、アナンド・マヒンドラ重役(MD)はSidenorとの商談を終え帰国したところで、最終決定が間もなく下されるものと見られる。
自動車市況の回復、取り分け大型商用車販売の急上昇で、Mahindra Ugineの特殊鋼ビジネスも促進される見通しだ。
Sidenorは欧州における自動車業界向け特殊鋼の主要サプライヤーで、インド市場への進出を目指している。Sidenorは世界全体をカバーするシームレスなサプライ・チェーンの構築を目指しており、世界のOEMがインド市場に進出したのを受けて、インドに拠点を設けることを計画している。同社はシームレスなサプライチェーン構築の目標に照らし、支配権益を握るよりも地元との合弁に強い関心を抱いていると言う。(ET:9/22)
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