1999-09-24 ArtNo.20506
◆<馬>YTLパワー、香港CLPパワーと提携し域内市場開拓
【クアラルンプル】マレーシアのビジネスマン、フランシス・ヨー氏(MD)に率いられるYTLコーポレーション傘下の発電事業会社YTLパワーは、マレーシア国内及び域内電力市場を開拓する狙いから香港拠点のCPLパワー・インターナショナルと手を結んだ。
フランシス・ヨー氏が22日催された合弁契約調印式の席上明らかにしたところによると、新合弁会社にはYTLパワーが60%、CLPパワーが40%、それぞれ出資する。合弁会社はマレーシア政府が依然として支配権益を握る電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)の複数の発電施設の他、新規プロジェクトにも投資する。
CPLはまた、両社の提携を強固なものにするため、YTLパワーの5%の権益を3億8800万Mドル、1株3.39Mドルで買収することを認めた。この日のYTLパワー株の終値は3.30Mドルだった。
CLPパワーはCLPホールディングズLtdの完全出資子会社で、香港の75%の電力需要を賄う7900MWの発電施設を経営している他、中国、台湾、タイ等の合計8400MWの発電施設にも投資している。
アナリストらは、YTLは創業以来ほとんど100年の歴史を有するCLPの経験/ノーハウを取り入れ、依然として若い域内の電力市場における地歩を強化することができると見ている。(NST,MBT,STAR,BT:9/23)
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