1999-09-24 ArtNo.20504
◆Uunet、3年で<星>ISPナバー・ツー目指す
【シンガポール】米国第2位の長距離電話会社MCI Worldcom傘下の世界最大のインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)、Uunetは3年内にシンガポール第2位のISPになる計画だ。
最近シンガポールにおけるインターネット・アクセス・サービス・プロバイダー(IASP)ライセンスを取得したUunet Asia PacificのMarc Sheldon重役(MD)が21日語ったところによると、同社は法人顧客に照準を合わせており、既に多国籍企業15社と契約交渉を進めている。Uunetの強味はハイキャパシティーと信頼性の高い国際的なネットワークを提供できること。この種の能力は、地元のISPは持ち合わせていない。
新サービスの1つは45Mbps(メガビット毎秒)の高速インターネット・コネクション。ちなみに目下シンガポールで利用可能なコネクションの最高速度は2Mbps。当面はシンガポール・テレコムから20Mbpsのラインをリースするが、来年4月にスターハブが営業を開始した際には、スターハブの施設も利用する。Uunetは最も安い価格をオファーするものとリース契約を結ぶが、営業上からは2社以上とリース契約を結ぶのが理想的である。
多国籍企業は現在シンガポールの外部にベースを設け、インターネット・グローバル・ネットワークを管理しているが、シンガポールにベースを設ければ、多額な経費を節約できる。またそうしてこそ多国籍企業はシンガポールに腰を据えることができる。
Uunetは目下アジアの11ヶ国でIASPライセンスの取得を図っており、これらのライセンスが取得できたなら、最終的にはシンガポールと世界をリンクする独自の光ファイバー・ケーブルを所有することを目指す。目下のところMCIは直接シンガポールにリンクした光ファイバー・ケーブルを保持することを認められていない。
UunetはシンガポールをASEANのハブにする計画で、12カ月以内にそのスタッフを現在の6人から55人に拡大する。シェルダン氏は、シンガポールにおける投資額を明らかにしなかったが、3年間で投資を回収することに自信を表明した。(ST,BT,LZ:9/22)
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