1999-09-24 ArtNo.20500
◆<星>SP、プルタミナとUS$70億ガス購入契約に調印
【シンガポール】シンガポール・パワー(SP)は22日、インドネシアの国営石油/ガス会社PTプルタミナと、向こう20年間に2兆2700万標準立方フィート(SCF)の天然ガスを購入する総額70億米ドルの契約を結んだ。
SPのBoey Tak Hap社長が、この日記者会見したところによると、契約額はシンガポールにおける高硫黄燃料油のスポット価格を基準に算出された。
インドネシアの国営ガス・パイプライン会社PT Peruasahaan Gas Negaraは3億米ドルを投じ、南スマトラからシンガポールのジュロン島まで325キロの海底パイプラインを敷設、2002年半ばから当初日量1億5000万立方フィート、2008年以降同3億5000万立方フィートの天然ガスを供給する。パイプラインの建設資金はアジア開発銀行に率いられる投資家により融資される。ガス鉱区はGulf Indonesia ResourcesとSanta Fe Energy Resources Jabungにより経営されている。
SPはこれでより多くの複合サイクル発電施設を建設、将来の電力需要に応じられ、また工業/商業/家庭用ガス・ユーザーに直接ガスを供給できる。
今年1月にはスンブコープ・インダストリーズがプルタミナと、西ナトゥナ諸島沖合鉱区産ガスを向こう22年間にわたって日量3億2500万立方フィート購入する総額80億米ドルの契約を結んでいる。同ガスは640キロの海底パイプラインを敷設し、2001年半ばから供給される予定だ。(ST,BT,LZ:9/23)
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