SEAnews 1999-09-23 ArtNo.20487

【シンガポール】シンガポールの第2基本電話サービス会社StarHubは、シンガポールのチャンギ空港とSeletar空港に来年10月1日から2年間に300～400台の公衆電話を据え付け、関係サービスを提供する契約を獲得した。
スターハブ・スポークスマンによると同社はシンガポール民間航空局(CAAS)との関係契約の下、最先端の技術を応用した高品質で信頼性の高いインフォメーション・リッチなサービスを提供する。提供されるサービスには、高速ＩＳＤＮ(総合ｻｰﾋﾞｽ･ﾃﾞｼﾞﾀﾙ･ﾈｯﾄﾜｰｸ)、多言語機能、音声／データの同時交信、現金／クレジット・カード／Netsキャッシュ・カード／チップ・ベースのフォーン・カードを含むマルチ・モード・ペイメント等のフィーチャーが含まれる。
目下両空港には公衆電話650台の他、フリー・コール・フォーン120台が据え付けられているが、何れもシンガポール・テレコム(シングテル)によりサービスが提供されている。新契約は、2空港の公衆電話サービスを2分し、シングテルとスターハブに平等に経営を委ねることを意味する。
ＣＡＡＳによると、2社以上のサービス・プロバイダーを指名することにより、より競争力のあるサービスが提供され、空港利用者がその恩恵を享受できると言う。
スターハブ・スポークスマンは、今回の契約は営業上の利益よりも、ＣＡＡＳの信頼を獲得したことに意味があるとコメントした。
シングテル・スポークスマンによると、スターハブが掲げるサービスの特徴は同社のサービスも全てカバーしており、加えて同社はＩＳＤＮより一層高速なＡＤＳＬ技術を応用したネット・サーフの便宜も近く提供すると言う。(ST,BT:9/21)