【クアラルンプル】ベンチャー・キャピタル投資を手掛ける政府系マレーシアン・テクノロジー・デベロプメント・コープ(MTDC)傘下のMisa Sdn Bhdは独自開発した電気使用量測定メーターの輸出を目指し、目下イラク当局と協議を進めている。
MTDCのアヌアル・モハド・ノール重役(CEO)によると、バクダッドには電気メーターを備えていない住宅が多く、市場潜在性が大きい。MisaはSirim(マレーシア工業規格研究所)Bhdと共同で開発した同新製品MIES-TRO1をOEM(相手先商標製造)方式により、他社に製造を委ねることも計画している。この種の製品は目下国内で100Mドル弱で販売されているが、需要次第では50Mドルで販売でき、国際市場の競争にも耐えられる。同製品はIEC(国際電気技術委員会)1036の認定も得ていると言う。(MBT:918)