1999-09-21 ArtNo.20459
◆<馬>Sitt Tatt、工業ガス/化学から他領域に業務転換
【クアラルンプル】これまで化学品の製造を中核としてきたSitt Tatt Bhd(STB)は、一連の再編措置を通じて他の領域に業務の重心を移すとともに、2000年3月期には黒字転換を目指している。
モハン・スワミ会長が17日語ったところによると、STBはSitt Tatt Indutrial Gases Sdn Bhd(STIG)の70%の持分中40%を米国拠点のエアプロダクツ・アンド・ケミカルズ・インクに5000万Mドルで売却する。その後STIGはMalaysian Oxygen Bhdと合併するが、STBは最早STIGの30%の権益を保持するだけのため、それほど大きな影響は受けない。
STBは最近エアプロダクツ社より後者がフランス企業L'Air Liquide Saと新会社を組織し、英国のガス会社BOCグループ企業を買収することを通知された。同協定の下、BOCのシンガポール/南中国/マレーシア業務は、エアプロダクツの傘下に入り、BOCの日本/タイ業務はエア・リキッドの傘下に編入される。その他の国、地域のBOC業務も同様にエアプロダクツもしくはエア・リキッドのいずれかの傘下に収められる。
STBの2000年3月期年度の利益の多くは、Sitt Tatt Chemicals Sdn Bhdの貢献に負うことになる。後者の利益は20~25%の拡大が予想されている。STBは1999年3月期には税引き前と税引後に各2372万Mドルと2326万Mドルのいずれも損失を報告していたが、2000年3月期には黒字が見込める。STBの新ビジネスの詳細は、今週中に発表すると言う。(MBT:9/18)
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