1999-09-21 ArtNo.20454
◆<星>チャータード・セミコン、SES/ナスダックに同時上場
【シンガポール】世界第3位の地場半導体製造会社Chartered Semiconductor Manufacturing (CSM)は今月末までにその株式公開上場計画を発表する見通しだ。
業界消息筋によれば、政府系シンガポール・テクノロジーズPte Ltd(ST)傘下のCSMは、増資後の株式資本の20%に相当する新株を公開、米国ナスダックとシンガポール証取(SES)の双方への上場を目指す。Salomon Smith Barneyが公募幹事、Credit Suisse First Bostonが共同幹事を務め、9月27日にロードショーを催す。
CSMは先々週新ロゴを発表するとともに、同ロゴは半導体産業及び同社自身の未来の転換点を象徴するものと声明していた。
CSMは3年前半導体産業が不振に陥る中でナスダック登録計画を見合わせたが、今や半導体市況は2年に及ぶトンネンルを抜けだし、回復に転じている。CSMは去る5月、今年の売上が40%以上の成長を見ると予想した。
STの社長、ホー・チン女史も最近、CSMを今年11月から来年3月の間にナスダックに登録させると語っていた。
ドイチェ・モルガン・グレンフェル・アジアLtdは最近の報告書の中で、CSMの1999年度営業額が8億9380万米ドルを突破し、2000年までに同社が年商10億米ドル企業の仲間入りをすると予想している。
CSMは、チップ・デザイナーのために半導体ウエハーの製造を手掛ける3つのファンドリーを経営するとともに、別にヒューレット・パッカード及びルーサント・テクノロジーズ・インクと合弁のファンドリー2つも有する。(BT,ST,LZ:9/18)
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