1999-09-20 ArtNo.20449
◆<印度>BJP初戦で優位に、国民会議派微減、中間派後退
【ニューデリー】インド人民党(BJP)に率いられる全国民主連盟(NDA:National Democratic Alliance)はこれまでに投票が完了した268議席中、前回を28議席上回る145議席を獲得したのに対し、国民会議派とその友党は前回を2議席下回る105議席にとどまり、両派に組みせぬ中間政党の勢力は顕著に後退した。
BJPはマハラシュトラ州、ラジャスタン州、ハリヤナ州で議席を伸ばし、国民会議派は主にパンジャブ州で得点、タミールナド及びカルナタカ両州でも僅かに議席を伸ばした。
デリーではBJPが国民会議派を5議席上回るものと予想されたが、投票率が低かったこともあって、2議席上回ったにとどまった。
デベロプメント・アンド・リサーチ・サービスが、全国268選挙区中76選挙区の有権者1万8000人を対象に9月5日と11日に実施した世論調査では、BJPに率いられるNDAが45%、国民会議派とその友党が39%、その他が16%の支持を得た。
次期首相としてはバジパイ氏の得票が55%でトップ、ソニア・ガンディ女史が38%で続き、その他の者は合せて7%。
BJPは都市部で52%、農村部で51%、国民会議派は都市部で39%、農村部で37%、その他は都市部で9%、農村部で12%の支持を得ている。
BJPは男性有権者の53%、女性有権者の50%、国民会議派は男性有権者の37%、女性有権者の40%、その他は男性/女性有権者とも10%の支持を得た。(IE:9/16)
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