SEAnews 1999-09-20 ArtNo.20447

【シャーアラム】クアラルンプル証取(KLSE)二部上場のAutoindustries Ventures Bhd(AIV)傘下のAutomako Sdn Bhdは、スラゴール州Bukit Kemuning site IIに1500万Ｍドルを投じて新ワイパー工場を建設する。
ＡＩＶグループのAbdul Razak Harun重役(MD)が15日催された韓国企業Dong Yang Autosan Co Ltdとの合弁契約調印式後語ったところによると、床面積4万平方フィートの新工場は既存のワイパー・ブレード工場に隣接して設けられ、フル稼働時には同社のワイパー製造能力は現在の年間50万ピースから1000万ピースに拡大する。来年半ばの新工場における生産量は年間700万ピースに達するはずだ。製品の90％は輸出される。同社の年商は今年8000万Ｍドル、来年は1億Ｍドルが見込め、オーストラリアのメルボルン工場の売上5000万Ｍドルを占める見通しだ。
目下AutomakoにはＡＩＶが70％、Dong Yang Autosan Co Ltdが20％、Hyundai Corp(現代)が10％出資しているが、新工場にはDong Yangが450万Ｍドル(30%)、ＡＩＶが残りを出資する。現代がAutomakoに対する10％の出資の引き上げを希望している問題に関してラザ氏は「依然として協議は続けられており、今のところまだ何も結論は出ていない」と語った。しかしながらDong Yangが最終的に現代の10％の持分を引き継ぐ用意のあることを表明しており、ＡＩＶは70％の出資率を維持する方針と言う。(MBT,STAR:9/16)