1999-09-16 ArtNo.20423
◆<星>シングテル、米国ライコスと対等出資合弁
【シンガポール】域内Eコマース市場の主要プレーヤーに成ることを目指すシンガポール・テレコム(シングテル)は14日、米国第3位の検索エンジン経営会社Lycos Incと50:50の対等出資で5000万米ドルを投じ、Lycos Asiaを設立すると発表した。
ライコス・アジアはシンガポール、中国、香港、インド等の国にローカル・ポータル・サイトを設け、それぞれの市場にマッチしたローカル・コンテンツを提供する。ライコス・インクは検索、ナビゲーション、コミュニティー等に関わる技術を提供、シングテルはローカル・コンテンツの集成、営業、マーケッティング、管理等の日常の業務を引き受ける。合弁会社はシンガポールに本部を設け、今年末から当面スタッフ50人でサービスを開始、2年目には2倍に増員する。
シングテルのリー・シエンヤン社長兼CEOは、ライコス・アジアは域内各国に高品質なローカル・サイトを矢継ぎ早に開設、インターネット・レースの先頭に立つと抱負を語った。ライコスのライバル、ヤッフーやエキサイトも域内のパートナーを積極的に物色しているが、ライコス・インクのボブ・デーヴィス社長兼CEOは、シングテルとの提携により国際ポータル・レースにおける足場を格段に強化できると期待を表明した。(ST,BT,LZ:9/15)
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