1999-09-14 ArtNo.20401
◆<馬>今年のPCユニット販売12.5%アップ:IDC
【クアラルンプル】マレーシアにおける今年のパーソナル・コンピューター(PC)販売はユニット・ベースで44万5000台と、昨年の39万5000台を、12.5%上回る見通しだ。
市場調査会社インターナショナル・データ・コープ(IDC)の現地オフィス、IDCマーケット・リサーチ(M)Sdn Bhdによると、同数字にはデスクトップ、ポータブル、サーバーが含まれる。これら各品目の今年の出荷ユニット数に占める比率はデスクトップが86%、ポータブルが11%、サーバーが3%。今年通年のPC販売額は5億2000万米ドルと見積もられる。また昨年から2003年の間にマレーシアPC市場は年率16%の成長が見込める。
今年第1四半期と第2四半期のPC販売に関しては、ビジネス用が全体の56%、消費者向けが30%、政府機関向けが8.5%を占めた。今年上半期には政府が購買量をユニット・ベースで30%以上拡大、市場の成長を牽引した。下半期も成長の持続が見込まれるものの、銀行金融部門の統合再編はPC販売に影響を及ぼしそうだ。少なからぬ銀行は、合併買収計画の見通しが明らかになるまで新規投資を見合わせるものと見られる。
ブランド別市場シェアでは、エイサーがトップに立ち、以下デル、ヒューレット・パッカード、IBM、コンパックの順。またブランド品とクローンがほぼ市場を二分した。各ブランド品のシェアも大型プロジェクトの獲得等で、各期ごとに変化しており、競争は熾烈化していると言う。(コンピュータイムズ:9/13)
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