1995-01-19 ArtNo.204
◆<馬>首相、マラヤ鉄道複線電化事業の遅延に不満
【クラン】マハティール首相は17日、マラヤ鉄道(KTM)のスラゴール州ラワン/ヌグリ・スンビラン州スルンバン間及びスントゥル/ポート・クラン間の延べ150km、総額15億Mドルの複線電化計画の遅れに強い不満を表明した。
この日クアラルンプルからポート・クランまでの複線化工事の進捗振りを視察した首相は、90年にスタートし、本来なら今年初には運行が開始されているはずの電化鉄道が未だに完成の目処も立ったない状況に遺憾を表明、閣議で原因を究明、解決策を協議すると語った。首相は工期を繰り上げて完成した南北ハイウェイと引き比べ、「今日の進度からすればタイ国境からシンガポールまでの複線化には20年を要し、自分がその完成を目にする機会はなくなるだろう」と慨嘆した。しかし再入札を実施し、請負業者を交替させる考えはないと言う。(NST,SJ,ST,BT,LZ:1/18)
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