1999-09-14 ArtNo.20398
◆<馬>契約製造のBCM、計画を2年繰り上げKLSE上場
【クアラルンプル】世界的な契約製造ビジネスのブームに乗り、ペナン拠点のBCM Electronics Corporation Sdn Bhdは当初の計画を2年繰り上げ、親会社のComintel Malaysia Sdn Bhdと共同でクアラルンプル証取(KLSE)一部上場を図る。
BCMは今年初めには2002年に上場を図る方針を発表していたが、BCMのD. Vidya重役(GM)によると、来月末までに証券委員会(SC)に上場申請を提出する。最近の相手先商標製造業者(OEM)、取り分けテレコミュニケーション・ジャイアンツに奉仕するOEMの収益急増は、多国籍企業が域内経済危機後、アウトソーシングを急速に拡大したことに関係している。
コミンテルの子会社5社中の1社、BCMはモトローラを含む多国籍企業にその製品を納入している。モトローラ・ペナンのRobin Seo副社長兼MDは、BCMの成功はモトローラ・ペナンのサプライヤー・デベロプメント・プログラムの成果でもあると指摘した。
BCMはまた初のオフショア工場を近くアイルランドに設ける計画だ。Vidya氏によるとWaterford(アイルランド)の工場買収は欧州市場向けパワー・モジュール(通信機器用パワー・コンバーター)を製造するための措置で、目下、オーナーの米国企業と進めている交渉は向こう3週間以内に妥結する見通しだ。この他、来年メキシコのChihuahuaにセル式電話機器用部品の製造施設を設ける合弁交渉もアイルランド及び米国企業との間で進められている。
BCMの1999年9月期の営業額は1億1000万Mドルに達する見通しと言う。(NST:9/13)
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