SEAnews 1999-09-14 ArtNo.20394

【シンガポール】建設会社もウェブサイトにおける競売を通じて中古建設機械を調達したり、手持ちの設備を処分できるようになった。
昨年9月にジャーディン・フレミングのクアラルンプル支店と香港支店におけるバンキング・ビジネスに終止符を打ったPeter Herber Percy氏(28)とDominic Johnson氏(26)が共同で設立したアセットライン(www.AssetLine.com)の特徴は、独立の専門鑑定士が競売される設備機材に評価を行いバイヤーに関係情報を提供すること。またスカンジナビアのロジスティクス会社Shipco Transport等が商品の輸送を引き受け、アセットラインが引き取りや最終検査に立ち会うことから、バイヤーは海外の産業機械や建設機械をウェブ上で安心して購入できる。
アセットラインはシンガポールの他、米国、英国、タイ、韓国、マレーシア、インドネシアに合弁オフィスを擁し、今年末までには日本、香港、オーストラリアにもオフィスを開設する計画だ。ボストンとシンガポールには24時間操業のサポート・センターが設けられている。
パーシー氏によると、最近のアジア経済危機で多くの建設企業が遊休化した建設機械の処分に窮しているのを目にして、新ビジネスを思い立ったと言う。(BT:9/13)