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1999-09-14 ArtNo.20393
◆<星>フィリピン半導体会社ファーステク、SES上場目指す
【シンガポール】フィリピン拠点の半導体組立/検査会社Fastech Synergyはシンガポール証取(SES)メインボード上場を目指し、近く当地で公開公募(IPO)を行う。
ファーステックはペンティアム・マイクロプロセッサーやコンピューター・メモリ・チップ等の先端技術製品に比べ、地味で低マージンな電流/電圧制御用ディスクリート・チップやマイクロプロセッサー・パッケージの製造を主に手がけているが、Saturnino Belen会長(49)は、ボリュームさえ確保されるならロー・マージンは問題にならないと語る。この種のローエンド・チップは様々な製品に用いられているベーシックな部品で、価格も技術も安定している。このため同社の10年前に設けた生産ラインも依然として利用できる。
しかし、リスクと報酬が妥当で、顧客がテクノロジー・リスクをシェア、ボリュームを保証するならファーステックも最先端技術領域への進出に吝かではない。
実際、ファーステックは、例えばオランダやベルギーの高度なデザイン技術を有する企業と合弁で研究開発(R&D)事業に投資することを検討している。公募調達した資金は生産能力の拡張に充当する。
ファーステックのビジネスの60%はディスクリート・チップの包装/検査業務で占められ、20%はその他のチップ、主にデジタル製品から成っている。残りの20%はプリント基板(PCB)アセンブリーやその他の製品の製造に関係している。
STマイクロエレクトロニクスが最大顧客で、売り上げの半ば以上が同社との取引で占められている。
半導体の包装/検査会社としてスタートしたファーステックは1982年にBelen氏のFirst Asia Venture Capital(FAVC)に買収された。その後1992年と1994年の企業買収を経て今日のファーステックはチップ包装会社3社の統合体となっている。FAVCは財政難の企業の再建を得意とするベンチャーキャピタル会社で、Belen氏はフィリピン半導体・電子産業協会(Semiconductor and Electronics Industries in the Philippines Inc.:会員100社)の第1副会頭も務めている。
ファーステックの営業額は1994年の434万米ドルから昨年の1513万米ドルに、税引き前利益は同期間に5万米ドルから294万米ドルに拡大した。
ファーステックはフィリピン人により100%所有される企業としてはSESに上場を果たす最初のケースになる。Belen氏によるとフィリピン証取に上場するよりは、ハイ・レベルな株価が見込め、また当局がテクノロジー企業の誘致に積極的に取り組んでいるシンガポールでの上場を決めたと言う。(ST,BT,LZ:9/13)
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