SEAnews 1995-06-19 ArtNo.2039

【クアラルンプル】ＵＣＭインダストリーズ・コープBhdは南アフリカ、西アジア、米国等の新市場を開拓、自動車用エアコン・ユニットの25％をこれらの市場に輸出する計画だ。
ＵＣＭのトゥアン・ギアンティン重役(MD)が年次総会後語ったところによれば、同社の製品の75％中50％はシンガポール、香港、台湾、中国等の伝統市場に輸出されている。既に代理店を指名し、米国等の新市場の開拓をスタートしており、良好な成果を上げている。同社は目下月間30万ユニットを生産、生産量の拡大も計画中だが、設備は拡張せず、シフト制を導入する。ＵＣＭはメルセデス、ＢＭＷ、マツダ等の相手先商標製造業者(OEM)に製品を供給、またエアコン・スペア・パーツの製造でもマレーシアのトップの座を占めている。目下国産車販売元ＥＯＮへのエアコン納入交渉を進めており、交渉の如何ではエアコン・ビジネスの採算ベースが早期に確立するが、今のところ交渉は妥結していない。ＵＣＭのグループ営業額の半ばは証券ブローカー業務からのもので、自動車用エアコンは45％、残りの5％は倉庫業務により占められている。(MBT:6/17)