1999-09-13 ArtNo.20380
◆<星>蘭企業オリジン、欧州IT企業初のOHQステータス獲得
【シンガポール】ロイヤル・フィリップス・エレクトロニクス・グループに所属するオランダ拠点の情報技術(IT)コンサルタント/サービス会社Originは10日、欧州系ITサービス企業としては初のビジネス本部(BHQ)ステータスを認められた。
この日はサンテク・タワー・スリーに設けられたアジア太平洋地域オフィスの開所式が催され、経済開発局(EDB)のフィリップ・ヨー会長が、席上OHQ認定証を授与した。
ヨー会長によると、シェルやルーサント等のフォーチュン500企業に奉仕するオリジンは、シンガポールにグローバル・エンタープライズ・マネージメント・システム・センターやエンタープライズ・リソース・プラニング・アウトソーシング・センターを含む5つのコンピテンシー・センターを開設、ITコンサルタントからITの導入、そしてITの保守に至る総合的なマネージメント・サービスを提供する。こうしたサービスはシンガポールがITサービス・ハブに変身する上で重要な役割を果たす。
オリジンのK C Neoh重役(アジア太平洋地域担当CEO)によると、アジアの経済危機にも関わらず同社地域オフィスのスタッフは1200人に80%増加した。同社は目下、シンガポールの他、中国、香港、インド、日本、オーストラリア、マレーシア、台湾、タイにオフィスを擁し、シンガポールの新オフィスは旧オフィスの2倍に拡大されている。
オリジンBVのRobert Pickering重役(CEO)によると、オリジンの昨年の世界売り上げは20億米ドルを突破、この内アジア太平洋地域売上が1億米ドルを占めた。同社は今後も年率30%の売上増を見込んでいると言う。(ST:9/11)
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