1999-09-11 ArtNo.20367
◆<星>企業の半ばが昇給/3分の1が中間ボーナス支給
【シンガポール】従業員の転職を恐れるシンガポール拠点の企業は、昨年導入された賃金コスト削減措置を昇給や半期ボーナスを通じて早くも補填を試みている。
レミュナレーション・データ・スペシャリスト(RDS)が8月にシンガポール拠点の企業152社を対象に調査したところ、半ば以上の企業が管理職/非管理職の昇給を実施、3分の1の企業が中間ボーナスを支給している。
RDSのマネージング・コンサルタントPeter Lee氏によると、企業は景気の復調が長期性のものであると自信を抱くと反面、労働市場逼迫の再現を懸念している。
調査された企業の10社に1社が昨年実施された中央積立基金(CPF)雇用主負担分の10%ポイント・カットを、ボーナス/手当て/奨励給/自発的CPF納付/可変賃金等を通じて完全にもしくは部分的に復元しており、これらの企業に限っては復元率は平均70%に達していると言う。(BT:9/8,LZ:9/9)
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