1999-09-09 ArtNo.20358
◆<印度>産Sharc汎用DSPチップをソニー等4社が採用
【バンガロール】アナログ・デバイシズとインドのソフトウェア企業Jasmin Infotechの提携の最初の成果、Sharc(スーパー・ハーバード・アーキテクチャ・コンピュータ)プロセッサ用ADSP 21065Lチップが、ソニーを初めとする電子メーカー4社のオーディオ製品に採用されることになった。
アナログ・デバイシズの発表によれば、32ビットのデジタル・シグナル・プロセッサー(DSP)“ADSP 21065L”は、32ビット汎用DSPとしては世界最高速を誇る。マルチプル・サウンド・プログラムをリアル・タイムで自動検出/解読することを可能にするオーディオ・エンジン・チップセットの採用を決めたソニー以外の企業は、Denon Electronics、TAG McLaren Audio、Madrigal Audio Laboratoriesで、これら4社は32ビット・デジタル・オーディオを解読するSharcベースのメロディー・チップ・セットをその製品に装備する。またカリフォルニア拠点の動画用デジタル・サウンド・システム・サプライヤー、Digital Theater Systems Inc(DTS)もADSP 21065Lの性能を評価している。
チェンナイ拠点のジャスミン・インフォテックはオーディオ関連ソフトウェアの開発を専門に手掛け、1ダースほどのスタッフを擁する。(ET:9/8)
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