1999-09-09 ArtNo.20351
◆<星>対外投資S$1473億、19.5%アップ
【シンガポール】シンガポールの対外投資は直接投資の急成長に牽引され、1997年末時点で1473億Sドルと、前年比19.5%の成長を見た。
統計局が7日発表したところによれば、直接投資は27.2%増の706億Sドル、証券投資は4%増の226億Sドル、その他の外国資産投資は17.5%増の540億に達した。
直接投資の52.8%に相当する373億Sドルがアジアに投資され、前年比17.7%の成長を見たものの、そのシェアは4%ポイント縮小した。アジアの中ではマレーシア、中国、香港、インドネシアが主要な投資先となっている。マレーシアへの投資は金融/製造部門、中国は製造/不動産部門、香港とインドネシはいずれも金融部門が、それぞれ主流になっている。
欧州向け直接投資は30.1%増の114億Sドルで、欧州最大の投資地英国への投資は金融部門に集中している。これに対してオランダ向け投資はビジネス・サービスが主流。対米直接投資は13%増の30億Sドルが記録された。
この他、リベリア、英領バージン諸島、モーリシャスへの直接投資は各68%、92%、6倍(S$25億)の伸びを見、いずれも金融関連投資が大部分を占めた。
全体では対外直接投資の55%が金融サービス部門、20%が製造部門、8%が商業部門、6%が運輸・通信部門に関係している。(ST,BT,LZ:9/8)
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