1999-09-08 ArtNo.20338
◆<馬>9月30日の銀行合併最終期限に変更なし:中央銀行
【クアラルンプル】マレーシアの中央銀行、バンク・ヌガラは6日、国内銀行を6グループに統合する最終期限は、当初発表されたとおり9月30日で、変更はないと、エーシアン・ウォール・ストリート・ジャーナル(AWSJ)の報道を否定した。
AWSJ最新号によると、合併計画に対する強い抵抗に直面した中央銀行は、却って9月11日までに原則的合意に達するよう地元銀行に督励、一層強い姿勢を示したと言う。しかしバンク・ヌガラ・スポークスマンは、9月30日のデッドラインに変更はないと、同報道を打ち消した。
中央銀行が提起した銀行再編案の下、国内銀行は、マラヤン・バンキングBhd/バンク・ブミプトラ&バンク・オブ・コマース/マルチ・パーパス・バンク/プルウィラ・アフィン・バンク/パブリック・バンク/サザン・バンクの6行を中心とした6グループに統合される見通しだが、AWSJによると、買収されることを運命付けられた銀行を保有する複数のパワフルなビジネスマンが中央銀行の決定に強く抵抗している。これらのビジネスマンには、ホンリョン・バンクのオーナー、クエック・レンチャン氏、アラブ・マレーシアン・バンキング・グループのアズマン・ハッシム氏、EONバンクの主要株主リン・キーメイ氏が含まれる。これら3人は中央銀行の再編案を覆すべく目下精力的なロビー外交を展開していると言う。(STAR,BT:9/7)
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