1999-09-08 ArtNo.20332
◆<星>政府、ジュロン島にS$200億化学プロジェクト誘致
【シンガポール】シンガポール政府は化学コンビナート開発用地として造成中の人工島ジュロン・アイランドに今後10年間に190億~200億Sドル、従って年間19億~20億の投資プロジェクトを誘致する計画だ。
リム・スイセイ通産担当国務相が6日、ジュロン島を視察後記者会見したところによると、目下利用可能な1800haの土地の内、1500haが企業に賃貸されるが、既に1000haが成約済みになっている。2001年には第3期分のBブロックの造成も完了する。最終的に同島上に2600haの土地が造成され、総合化学企業5社を含む化学企業約150社の利用に供される。シンガポール政府はジュロン島の造成に50億Sドルを投資することになる。
10年後には島上の企業は現在の50社から150社に、固定資産投資約定額は210億Sドルから400億Sドルに、年産量は110億Sドルから280億Sドルに拡大する。
政府はジュロン島の限られた土地を有効に利用する狙いから、公益施設を本島のトゥアス・ビューに建設、400haにのぼる土地を解放する可能性を研究している。既に第3期造成地に建設されるはずだった液化天然ガス(LNG)ターミナルと廃棄物焼却施設はトゥアス・ビューに建設することが決まっている。(LZ,ST:9/7)
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