1999-09-07 ArtNo.20323
◆<馬>NTT等、M$2.5億Eコマース・システム契約獲得
【シンガポール】マレーシア政府は、NTTデータと地元投資持ち株会社Puncak Semangatのコンソーシアムに向こう8年間に政府の資材調達用Eコマース・システムを構築する2億5000万Mドルの契約を発注した。
NTTデータとプンチャック・スガマが合弁で設立したCommerce Dot Com(CDC)が関係インフラの構築を引き受ける。CDCのGeorge Gan社長がシンガポールのBT紙に語ったところによると、同システムが完成すれば、マレーシア政府はインターネットを通じて国内の数千のサプライヤーから各種資材を調達できるようになる。既存の3万社のサプライヤーは2年内にオンライン化される。
CDCはマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)内の工業パーク、サイバージャヤに設けた1950平米のオフィスに目下スタッフ80人を擁するが、2年内に同スタッフは160人に増員される。
CDCは2年間に1億5000万Mドルを投じて関係インフラを構築する。CDCは4000万Mドルの払込資本の他、恐らく銀行借入により同投資を賄う。
CDCは、各電子取引の0.8%を手数料として徴収するが、120Mドルを超える取引については、最初の120万Mドルについてのみ0.8%の料金を徴収する。CDCにより構築されるシステムを通じた取引は年間80億Mドルに達する見通し
だ。(BT:9/6)
|