1999-09-06 ArtNo.20312
◆<印度>マラソン、Essarパワーの設備拡張、新パートナーも
【ニューデリー】米国拠点のMarathon PowerはEssar Power Ltdの1億7000万米ドルの買収計画が完了後、グジャラート州Haziraの515MW(メガワット)発電施設の能力を1000MWに拡張するとともに、地元企業を新たなパートナーにすることも検討している。
消息筋によるとナフサ・ベースの発電施設は最終的に液化天然ガス(LNG)ベースのものに転換され、ハジラにLNG処理ターミナルが設けられる可能性もある。
マラソンのTimothy H Nesler取締役(ビジネス開発担当)によると、同社はEssar Steelに特別価格で向こう20年間にわたり215MWの電力を供給することを認めている。
マラソンは先週火曜、1500クローにのぼる債務の肩代わりを含むEssarパワーの100%権益買収契約に調印するとともに、同調印の日から90日以内に支払いを行うことを約束した。Nesler氏はグジャラート州電力局及び債権銀行の上記契約に対する承認を得ることに自信を表明した。Essarパワーの1998年12月31日時点の滞納金利は101.80クロー、滞納リース契約は23.90クロー、滞納ローン元金は約55クローだったが、消息筋によると、マラソンはその良好な信用状態をベースにしたより有利な金利に転換するよう金融機関の説得を図っているようだ。(IE:9/3)
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