1999-09-06 ArtNo.20311
◆<馬>英国建材会社ハンソン、J州にUS$2千万投資計画
【ジョホール・バル】英国拠点のHanson Pacific Ltdは現地子会社Hanson Logistic (M) Sdn Bhdを通じてジョホール州における建材の製造/流通ビジネスに1000万~2000万米ドルを投じる。
ハンソン・パシフィックのHugh Winokur重役が2日催されたTanjung Pelepas港における6エーカーの土地の10年間の賃借契約調印式後語ったところによれば、骨材の生産では世界のトップ・クラスに列し、欧州の指導的化粧タイル・メーカーとしても知られる同社はGelang Patahのタンジュン・プルパス港付近に製造施設を設け、ジョホール州を地域業務の拠点にする計画だ。製品はマレーシア国内の他、シンガポール、香港、東南アジアのその他も国に輸出される。マレーシアの他、中国、シンガポール、フィリピンにも営業拠点を有し、これら4ヶ国の年間営業額は合計2500万米ドル、全世界の年商は40億米ドルに及ぶ。
Hanson Logisticは目下ジョホール州のBatu Pahat、Kluang、Kulai、Pengerangの4カ所に採石場を経営している。新工場では石材、コンクリート、プレハブ製品、住宅/インフラ開発用各種建材の製造が手掛けられる。マレーシア及び域内の経済が回復に転じた折りだけに、建材需要の拡大が見込め、新工場を設ける絶好の機会と言える。
同社は500万~1000万Mドルを投じて専用桟橋を建設、当面シンガポール、その後は東南アジアの他の国々に建材を輸出する。専用桟橋の荷役処理量は初年度が25万トン、2年目は50万トンに達する見通しだ。ともあれ製品の70~80%は陸路シンガポールへ輸出されると言う。(STAR:9/3)
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