SEAnews 1999-09-06 ArtNo.20304

【シンガポール】ケッペル・テレコミュニケーション＆トランスポーテーション(ｹｯﾍﾟﾙT&T)は、イスラエル拠点のArel Communications and Software(Arel C&S)の64％子会社ArelNetに14％出資する戦略提携を結んだ
ケッペルＴ＆Ｔが1日発表したところによると、同提携はArelNetの3100万米ドルの評価額に基づいており、ケッペルＴ＆Ｔは、完全出資子会社ケッペル・コミュニケーションズを通じてArelNetに出資する。
ArelNetはメッセージ・スイッチングＷＡＮ(ﾜｲﾄﾞ･ｴﾘｱ･ﾈｯﾄﾜｰｸ)システム・ユーザー向けインターネット・プロトコル(IP)テレフォニー製品やソフトウェア事業を手掛けており、ケッペル・コミュニケーションズは3年内にその持分を20％あるいは30％に拡大するオプションを認められている。
ケッペル・コミュニケーションズはまたArelNetのi-Tone製品(単一のﾊｰﾄﾞｳｪｱ･ﾌﾟﾗｯﾄﾌｫｰﾑからの音声/FAX/ﾃﾞｰﾀ等多様なｻｰﾋﾞｽをｻﾎﾟｰﾄできるIPｹﾞｰﾄｳｪｲ･ｿﾙｰｼｮﾝ･ｹｰﾌﾞﾙ)の極東におけるディストリビューターに指名された。
ケッペルＴ＆ＴのNg Eng Ho重役(MD)によると、ArelNetへの出資は、元々ArelNet製品のディストリビューター権を獲得するのが狙いで、極東にはこの種の製品に対する良好な需要が見込める。
ケッペル・コミュニケーションズはまた向こう3年間にArel C&Sの70万株を1株最大14米ドルで購入できる新株引受権も提供される。
両社の今回の提携をベースにするならArelNetのi-Tone製品の極東における向こう4年間の市場シェアの評価額は3900万米ドルになると言う。(ST,BT,LZ:9/2)